【イラスト紹介】
今回紹介する私が描いたイラストは、ゲーム「ファイアーエムブレムエンゲージ」より、紋章士ミカヤです。
以下、「何を考え、どのように描いたのか」について書いてきます……!
【ゲームのネタバレがあります 閲覧の際はご注意ください】
#ファイアーエムブレム 紋章士ミカヤ - kojikojiのイラスト - pixiv
冒頭
テーマは紋章士ミカヤの攻撃モーションです。
ゲーム内の攻撃モーションをイラストで表現したいと思ったものの、様々な要素で思うように描けず、難航しました……!
紋章士ミカヤについて
攻撃モーションを描くにあたって、描きたいポーズ(右手以外)や表情がおおよそ決まっており、方向性には迷いませんでした。
しかしながら、ミカヤを紋章士として描くにあたり、纏うオーラや光の粒をどう表現するか考えることが必要でした。
表情や目つきについては、優しさと凛々しさの両立を意識しました。
塗りについて
黒タイツに肌色をなじませ、肌の透け感を出しました。
ぴっちりした服の箇所は、しわや影塗りでその印象を出すことを試みました。
また、紋章士の特徴を出すため、身体の線を部分的に青で色トレスしています。
オーラの塗りはネットで調べ、見様見真似で塗りました。エアブラシの柔らかをメインに使い、無色の油彩で色を上に伸ばしていくイメージです。
光の粒はエアブラシのスプレーを使い、描写したい箇所をぽんぽん叩くように塗りました。
構図、こだわったところ
攻撃モーションの躍動感を出すため、屈んだ姿勢の斜め構図にしました。
マフラーの動きで躍動感を演出したいと考え、風圧でなびいているかのように描きました。
右腕~右手については何度かやり直しました。
①上に掲げる、②背中まで振り切る、③後ろに引いて構えるといった候補がありましたが、最終的には③になりました。
②で描く⇒納得できず①で描き直し⇒納得できず③で描き直しの流れになってしまい……メンタルに負荷がかかる非効率な作業になっていました。
魔道書については見栄えを重視して角度をつけ、ページが開いていく表現にこだわりました。
角度をつけて本を描くのはかなり手こずりましたが、何とか心折れずにやり切りました。
背景、加筆、仕上げ
白背景の上にオーラを描き、ミカヤの周囲を一周するように吹き出る炎を加筆しました。
加筆と仕上げの段階では、事前にA4縦から余白が出にくいサイズの別紙に移しています。
別紙に移す作業は、今回初めての試みでした。
移行後は透明感(空気感)を出すため、色が濃くて目立つ箇所を上からスクリーンでふんわり加筆し、色調補正レイヤー⇒明るさ・コントラストでメリハリが出るように調整、フィルター⇒ガウスぼかし、アンシャープマスクも使用してクオリティアップを試みました。
課題
投稿後に気になったところとしては、頭部がやや大きい気がするので、小顔にしたいのと、頭髪の量が微妙に少ないような気がしました。
また、原作の顔と若干印象が離れているので、そういった点を直していきたいです。
振り返り
様々な要素で納得できる仕上がりに至らず、投稿までに時間を要しました。
動きがあるモーション、全身の描写、見栄え重視で角度をつけた魔導書、光の粒やオーラの描写……振り返ってみると、大変になるであろう作業を自ら選んでは苦戦していました……!
しかしながら、終わってみると「やってよかった」と思う作業があったのも事実で、躍動感があるイラストに仕上がっておおむね満足しました。
これからは原作再現+自分の味を出したキャラ絵を描けるようになりたいです。
<2024/2/24 追記>
・再度確認して相変わらず両脚を地面に揃える癖や、間接がおかしい部分があったりするので、基礎の部分で地力をつけないといけないと思いました……。
・女性キャラクターが好きな気質なので、それを上手く活かしつつ、人体を描くモチベーションを上げるのと、曲線を使って描けるようにできればと思いました。
・後は1時間以内など、特定の時間で練習することを意識したいです。
以上、イラスト紹介でした!